https://slownews.com/n/nd68bfef3511e
「千葉県が7月末、周辺の川や井戸から高濃度のPFAS(有機フッ素化合物)が検出されている海上自衛隊・下総航空基地(千葉県柏市)に立ち入り検査をした。
県環境生活部は「PFOS・PFOAの使用履歴があるかどうかを、流域にあるすべての事業所に聞いている」と言い、対象となる約50カ所の一つと説明するが、基地が汚染源である可能性はきわめて高い」
「じつは、その疑いは17年前から指摘されていた。
千葉県の出先機関である「千葉県環境研究センター」が2007年度に調査したところ、柏市と白井市の市境を流れる「金山落(かなやまおとし)」でPFOSの濃度が高かった」
「経産省は10年以上前までにPFOS、PFOAを使用していた企業を明かさない。
防衛省も基地内での過去の泡消火剤の使用実態を説明せず、汚染源と疑われても土壌調査などに取り組まない。それどころか、周辺自治体からの調査要請を封じ込めるケースもある。
自衛隊基地による汚染を認めると、米軍基地の汚染に対処せざるをえなくなるから、という倒錯した姿勢を指摘する声も聞こえてくる」