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小尻記者の事件。
あれからいろんなことがありつつも、ずっと大手マスコミは忖度・萎縮しつづけて、ここまで来てしまったという感じがしますね。

この記事に出てくる、在日コリアンの男性は、たぶん映画「1985年、花であること」という映画を撮った金成日監督だと思います。

映画は徐翠珍さんという神戸の華人2世の方の半生を撮ったもので、金監督自身も指紋拒否運動をいっしょに闘っていた仲間として、映画内に登場しています。

(そして、運動の成果が「特別永住者は指紋押捺しなくてよい」という法律として結実し、特別永住者の金監督とそうでない徐さんの明暗が分かれてしまったことも、徐さんのいわゆる「関西のおばちゃん」的な軽妙な口調で、ほろ苦い笑いとともに語られるのですが)

この映画を見ると、「あぁ、権利が保障されない立場で、こんなに頑張って闘っている人がいるんだな」と目が覚める思いがします。
たまに上映会が行われることもあるので(特に関西では)、そういう機会にはご覧になることをおすすめします。

(私自身は、数年前に文化センター・アリランで上映したときと、最近上智大学のウェブ上映会で見ました)。

  

たくさんのことを補ってくださり、勉強になります。そうです、金さんのことです。

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こちらこそ、ありがとうございます。
紹介してくださった記事を読んではじめて、金成日さんと小尻記者のあいだに交流があったことを知りました。

あと、今日の報道で知りましたが、金さんは小尻記者が亡くなってから、今年まで憲法記念日に「青空表現市」というイベントを開いてきたそうです。
後につづく世代として、こういうこころざしを、どのような形であれ、受け継いでいきたいですね。

asahi.com/articles/ASS523K0RS5

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