「アカデミー賞をとった映画オッペンハイマーについての参考図書」
glycostationx.org/2024/03/14/ア

このブログ記事を読んで、
『ロバート・オッペンハイマー』(朝日選書、ちくま学芸文庫)という本を書いた藤永茂先生の存在を知りました。

1926年生まれの物理化学者で、コンラッド『闇の奥』の翻訳や『闇の奥』を植民地主義という点から読み解く評論『『闇の奥』の奥』の出版などされているそうです。

(余談。周知のことですが、コンラッドの『闇の奥』を翻案して映画化したのがコッポラの「地獄の黙示録」です。舞台をベトナム戦争に置き換え、米国の植民地主義的な戦争を描いています)。

立派な先生がいらっしゃったのだなぁ、もう活動はされていないのだろうけれども、と思いながら、ウィキを読みました。

ふと、ウィキの項目の最後にあるブログのリンクをクリックしたら、なんとまだ現役で活動されていました!

一番新しい投稿(3/10)では、
イスラエル批判の立場から、アルンダティ・ロイの英文の翻訳を載せておられます。

「私の闇の奥」
blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru

世の中おかしなことばかりですが、100才近い方がこうして頑張っておられるのだから、落ち込んだりしている場合じゃないなぁと励まされました。

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野村一也先生(生物学)のブログ。

・映画『オッペンハイマー』の評判
glycostationx.org/2024/04/14/映

『ロバート・オッペンハイマー』の著者で100才近い藤永茂先生が、映画『オッペンハイマー』について「映画『オッペンハイマー』に物申す」というブログ記事を書かれたこと、および関連として、映画「ひろしま」などを紹介されています。

藤永先生は、この記事以降も、続けて「オッペンハイマー」について書かれています。

・オッペンハイマー産業、オッペンハイマー現象
blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e

「・・・1995年に日本でも公開されたクロード・ランズマンの映画『ショア(SHOAH)』(上映時間9時間30分)を一生懸命に視聴し、その後に行われたランズマンと高橋哲哉とのテレビ対談に聞き入った頃の思い出にまで遡りました」
「一つ強烈に頭の中に残っているのは、対談の中で「日本人は中国で重大な残虐行為を犯したのに、ヒロシマ・ナガサキの後は、ケロッとして、まるで被害者であるかの様に振る舞っている」とクロード・ランズマンが言い放って、「ヒロシマ・ナガサキ」を一刀両断に片付けてしまった事でした」

※以前も、野村先生のブログで藤永茂先生のことが書かれた別の記事を紹介しました。 [参照]

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