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もうセウォル号事件から10年なのですね。

このセウォル号事件についてのハンギョレの寄稿。
書いているのは「軍人権センター」という、軍隊内の人権侵害問題を専門とする市民団体の方でした。

ドラマ「D.P. -脱走兵追跡官-」を見た際、作品が向き合っている現実の重さに驚きましたが、
本当にこうやって、悲劇が起きた原因を探ってそれが構造的な問題ならば構造から変えていかねばならないという姿勢で、取り組みを現実におこなっているからこそ、そうした作品も生まれるのだと思いました。

japan.hani.co.kr/arti/opinion/

「最近「真実の力 セウォル号記録チーム」が出版した本『セウォル号、改めて記すあの日の記録』には、次のような一節がある。「この苦しみの記録のど真ん中を通らなければ、私たちはどこにも向かうことができない。惨事の記憶は未来へと向かう私たちの足を引っ張るものではなく、現実に順応しようとする私たちの頭をつかんで起こす。(中略)私たちがこの記録と記憶から逃げようとする時、やってきた通りにやり、生きてきた通りに生きようとする時、韓国社会は2014年4月15日にセウォル号が出港したあの夜の状態へと逆戻りせざるを得ない。惨事を招いた社会構造を再生産するのは、それほど簡単なことなのだ」」 [参照]

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