過去3年で世界の半数以上が貧しくなり、上位5人の億万長者が富を倍増させた【Oxfam報告書】
https://www.huffingtonpost.jp/entry/five-richest-men-doubles-wealth_jp_65a618f8e4b01a497bab741e
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「過去3年で世界の半数以上が貧しくなり、上位5人の億万長者が富を倍増」という記事で思い出すのが、
「扶養人類」という昨年読んだ劉慈欣の短編SF(『老神介護』所収)です。
地球に似た、ある星から来た男が極端な格差社会である自分の出身星について語ります。
そこは、土地も水も空気も、ある一人の所有者のものになっているという、究極の格差社会。
水や空気の所有権を持たないほとんどの人は、一度買った水を家の浄水装置で何度も濾過して使い、うっかり外の空気を吸うと所有権の侵害者として見回りロボットに捕まってしまうので、外出のときには酸素ボンベを使う暮らしをしています。外の空気を(買って)吸うのが年に一度の贅沢する日。
現実社会を極端にカリカチュアしたお話ではありますが、実際に富の偏在化が極端になっている(上位5人!)記事を読むと、「お話だから」とは言っていられないな、と思います。
「富裕層は今の富と地位を自分の努力で得たのだから」といわれることもありますが、それにしても限度があります。
記事中のオックスファムの提言のうち、「富裕層や巨大企業への新たな課税」や「CEO給与の上限設定」などは、実現が容易だし、今すぐ実行するべきではないでしょうか。
そうしなければ劉慈欣が描いたディストピアの方が先に来てしまいます。
QT: https://rss-mstdn.studiofreesia.com/@huffingtonpost/111764756546721726 [参照]