日用品や光熱費の値上げのなか、私たちから集められた「過去最高の税収」が、こんなふうに使われています。
「三菱重4─6月受注高が過去最高、防衛関連寄与」
https://jp.reuters.com/article/mhi-idJPKBN2ZF0IZ
「4─6月期の受注高は前年同期比75%増の1兆6068億円だった。このうち防衛・宇宙事業は、政府の防衛予算増額方針を受け、敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」関連の大型案件を中心に前年同期から5841億円増えた」
「小澤壽人最高財務責任者(CFO)は決算会見で、4─6月期の受注高は通期計画に対する進捗率が約35%で「例年になく高いレベル」と指摘。「防衛事業の契約は例年、年度末に集中する傾向があるが、今回は年度初めに防衛関係の大きな受注があった」と説明、「スタンド・オフミサイルが大きい」と語った」
※画像1は2021年に自民党に献金した軍事企業の一覧とその受注額・献金額。
※画像2は三菱重工が8/4にホームページに載せたプレスリリースの決算概要。
(参考)
・「軍需上位企業が自民献金」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-01-10/2023011001_01_0.html
・三菱重工業「2023年度第1四半期決算」
https://www.mhi.com/jp/finance/library/result
昨日の投稿、三菱重工の話に関連して。
↓これ、
「離島防衛の最前線 石垣駐屯地とは?カズレーザーが訓練に密着取材」
https://www.ntv.co.jp/futto/articles/5051xnr04wsxc3cqrg.html
5月に放送されたテレビ番組の特集のテキスト版です。
このなかで最後に出てくる「12式地対艦誘導弾(SSM)」。
これが三菱重工が売っている物です。
海から来る敵?のふねをミサイルで迎撃するためのものみたい。
このSSMの説明のところに
「車体には、1トン以上もあるミサイルを6発も搭載。ちなみに、1本あたりの値段はカズレーザー曰く1発2億円だそう」
と書かれています。
弾だけで1発2億円・・・。
「上野の科博がお金がなくて1億円のクラウドファウンディングをする」という話との対比に驚きますね。 [参照]
タレント・カズレーザー氏の自衛隊もの、またやってたんですね。これでしょうか。
「沸騰ワード10
自衛隊に取り憑かれたカズレーザー」
https://tver.jp/episodes/epf5zjgz7m
前回見たのはできたばかりの石垣島の駐屯地紹介でしたが、
今回は舞鶴の海上自衛隊みたいですね。
え。基地内の「公室」、東郷平八郎の「皇國の興廢この一戦にあり」とか書いてある直筆掛け軸がかざってあるんですが・・・。こんなの「すごい」とか言って感心していいのでしょうか。
戦後の組織である以上、大日本帝国の軍隊との連続性は否定しなければいけないはずなのに、否定しないどころか、連続性を誇って自慢してしまっていて、びっくりします。
そして、今回出てきた「SSM-1B」( 90式艦対艦誘導弾)。これも以前の石垣島の回で紹介されていた「12式地対艦誘導弾(SSM)」同様、三菱重工がつくってるものみたいです。
前の12式は弾だけで1発2億円とか言ってましたが、今回の90式は一ついくらなんでしょうか。
最後の「不審船の侵入想定」訓練に、スタジオのタレントたちが「このおかげで日常がある。感謝」とかやたら言ってるけど、かなり露骨になってきてますね・・・。 [参照]
バラエティ番組で自衛隊がでてくるもの、やりすぎだと思います。
おととい11/17(金)も、「カズレーザー」氏の自衛隊を訪ねて兵器紹介するシリーズ、新作が放送されていました。
「沸騰ワード10
メディア初解禁!カズ自衛隊74式戦車の内部に潜入&特殊部隊IPCAT」