日本は「戦後レジームからの脱却」とか言って、戦前体制に戻ろうとする人が真ん中に居続けられる国なので、私たちはついつい閑却してしまいがちですが。
第二次大戦後の世界では、「日独伊のファシズム体制は絶対に認められない」というのが大前提の共通ルール。
ソ連と米国も、そこは絶対でした。
(「反共」とかは、その前提を踏まえた後の話で、反共の価値観を持っている人でも、「日独伊のファシズム」がダメという認識は当たり前に持っていることになっています。日本以外の国では)。
なので、その前提から逸脱すると「極右」とみなされて大問題になります。世界中どこでも。
(ちょうど、ナチスだった人を顕彰しちゃってカナダの国会が炎上していますね)。
「人権とかうるさいことを無視できた時代に帰りたい。戦前よ、再び・・・」とか願っている日本の多くの「保守」はその大前提を踏まえていないので、当然「極右」でしかないんですよね。