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このBTした写真で
プラカードの文字の最後にMAI 68と書いてあるのが分かると思います。
MAI 68は、「1968年5月」を意味し、「五月革命」などと言われます。

フランスでは、今でも国立大学の学費は年200ユーロ程度ですが、これは1968年の五月革命で勝ち取られたものです。

フランスの高校には、在校生によって組織された「高校労組」(Syndicat lycéen)があります。デモのときになると、「○○高校労組」と書いた手書きの横断幕などをもった高校生たちが多く参加しています。
こうした学生らはふだんからデモに参加し、国の政策への反対を皆で示す必要があるときなど場合によってはストライキで学校を閉鎖することもあります。(大学生も同様)。
こうした普段からの活動で、フランスの国立大の学費は、ずっと値上げされずに維持されています。

そうやって、1968年のフランス「五月革命」は、その当時参加した人たちの思い出にとどまることなく、現在進行形で、「市民の力で社会を作る」ひとたちがポジティブな理想像としてイメージするものとして生き続けています。(日本の「全共闘」がおっさんノスタルジーにふけるだけなのと対照的)。なので、今回の年金デモでも、「再び五月革命をするぞ」というフレーズがたびたび使われているのです。

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