おりまきすずくんのことが好きですけど、おりまきすずくんが文字になったとき、ものすごくおりまきすずくんのことが好きだと思う
二巻まで
読み返したらすみひこくんはいぶきくんに対して「君を守る」と明言しており、つまり彼も家族になったということか……?
でもいぶきくんとは親友(ダチ)ポジションであってほしい、ピアスの仲(とも)として……
修学旅行編に入って、すみひこくんの独り言や考え事が聞こえるようになったので、やっぱり彼が黒幕説は消えたかなと思う
そうなると別の人物……だけど、二巻までにキャラの立っているというか、視界に入ってくるメンバーといえばハッカーかドライバーか、せいぜい柔道家あたりかなという感じで、種明かし前にはある程度光を浴びる必要があるのに、この後から前に出るといかにもになってしまう(目立たないメンバーだと盛り上がらない探偵小説になってしまうから)
既出メンバーと絡むような各々のエピソードが描かれると違ってくるけど……(つまり早く三巻を読め)
お誕生日おめでとうございます
幼い頃の高科更文さんは「古い伝統」「を守り続けた」家業を「退屈に気がつかないほど」「好きだった」ので、継ぐ「以外の道は考えていなかった」
「戦火の影は、ミゲルの村にも及んできた」
そう表されるように、古い伝統を重んじる文化は廃れようとしており、彼はそんな世界から「一人で逃げた」
(もしかすると「ひたすらなにもない荒地」とあるから〈戦火の影〉は高科更文さんを滅ぼすものを意味するのかもしれない、高科更文という可能性と才能の塊を潰す、退屈と孤独と飢え)
そして辿り着いた〈ハヴェンナ〉で、舞踊の技術を歌劇に活かすことが「自分を売る」だったのかなと思う
「故郷の地にもどると、そこで種を蒔き始める」
……ミゲルは、ルートを通らなかった高科更文さんかもしれない、脚本家の目には彼がこう見えている……
『母が契約結婚しました』
あまりにもよい……
記憶を頼りに人生をやり直す、よくありそうな話なのだけど、死に戻ったのは主人公の母親だと(現時点では)読者だけが知っており、娘視点では何が起こっているのかわからないところが面白い
時々描かれる他者目線モノローグによって、少しずつ事情が明らかになっていく
主人公は「契約」だと思い、仕事で皇女をやっているつもりだが(その経緯は未だ明かされないまま)彼女の人柄に周りはどんどん陥落していく……わたしももうだめです(とてもかわいい)
何を考えているかわからない皇帝が実際あんまり何も考えていないらしいぞとか、契約皇后とややケンカップルめいた香りがする(視点の関係で詳細はわかりません)とか、傷付いたおにいちゃんとかわいい妹(義従兄妹)の仲は深まったが八年契約が立ちはだかるのではとか、課金しました!