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最近スタンミさん経由でVRChatについてぼんやり考えていたけど、というのもVRC民のコメントで「こういうふうに年齢や性別や属性等と関係なく純粋に対等な"友達"ができるのがVRCのいいところなんだ」みたいなのがあって、色々と思うところがあった。

というのも、その感触ってじつに「インターネット」らしい感触で、2chでもニコニコ動画でもTwitterでもVTuberでも似たようなリアリティが言い回しを変えて語られていた記憶がある。

でもそういう楽しい場所も、大量の人が入ってくればどうしてもつまらなくなってしまうわけで……というのがこれまでのインターネットだった。

でもVRChatは仮想的な立体と空間があるので、その「場所」に大量の人が入ってきにくい傾向があって、そこに可能性があるような気がするんだよな~。

VRChatの1部屋に50人ぐらいの人が入って喋ってたら、視覚的にも聴覚的にも「人が多い」と感じられるんじゃないかって思うんだけど、今のインターネットで「50人」が「多い」と判断される場所ってそう多くない。

そういう意味では、VRChatでは人一人分の価値がインターネットの他の場所よりも大きくなっていて、そのため人が数字でなく生き物として見られる余地が大きく、そこから民主主義的な感覚が育っていく可能性は大いにあるんじゃないかって気は、まあ数年前からずっとしているんだよな。

民主主義の手触りって人が数字になると失われてしまうんだけど、じゃあ人が人のままでいるにはどうしたらいいのかっていうと、どうしても立体と空間のリアリティが必要になる(デモの重要性はこういうところにある)。

この立体と空間のリアリティをVRがどの程度担うことができるのかというとまあ結構謎ではあるんだけど、少なくとも今の「友達ができる場所」としての、人間サイズの規模感を見失わず維持できればな~……。

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