『本心』鑑賞。平野啓一郎の小説を映画化した社会派SF作品。
高齢者や障害者に"自由死"が認められた近未来の日本で、突如母を失った石川。平穏に暮らしていた母はなぜ自由死を選択したのか、死の直前に聞けなかった「大事な話」とは何か。
母の親友だった三好を巻き込んで亡き母のVF(ヴァーチャル・フィギュア)を作成した石川は母と対話を試みるが、事態は思わぬ方向に進んでいく。
一方、行動を代行する"リアルアバター"として生計を立てる石川は身勝手な客に振り回され、突発的にある行動をとってしまうのだが…。
テクノロジーの発展が生み出す労働者の奴隷化、経済格差、社会の差別などを描きながら、人間にとって心とは?"本心"とは何か?という哲学的な問いにリーチしていく。キャストの演技はどれも素晴らしく、邦画もちゃんと社会風刺できるじゃん!と嬉しくなる完成度だった。
三谷幸喜が松本の復帰を待望し、「松本さんは怒っているだろう」と発言したことを知る。念のため繰り返すと、被害者ではなく、松本が、怒っていると発言したのだ。
三谷作品は昔から"ダメなおじさん"に一貫して甘く、一方で女性描写はずっと作家としての弱点だった。それは本人も自覚していて、だからこそ大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を書いた時は積極的に女性スタッフの意見を求めてブラッシュアップしたと聞いている。結果、作品は好評を博し、女性描写も飛躍的に改善された。
ところが最新作『スオミの話をしよう』はギョッとするほど女性軽視で"ダメなおじさん"を甘やかしまくるものだった。結局この人はなにも反省しなかったし学ばなかったんだな、と思っていたら現実にこの発言。どうしようもないよ、まったく。
欧州の名門映画祭、相次いでイーロン・マスク運営のXから撤退
https://eiga.com/news/20241106/4/
カンヌはどうするの?
https://www.youtube.com/watch?si=juJ0oWC4VFckGc05&v=CDhCDEw-61c&feature=youtu.be
韓国で話題になってるユン大統領の記者会見。頑張って韓国語で質問した外国記者に対して「なに言ってるかわからん」と笑い、英語で質問し直すことに。
そりゃぎこちない韓国語だけど、聞き取ろうという姿勢があれば十分に理解できる内容。なんでこういうのばかり大統領や首相になるかね😔
「行きすぎたリベラル」という定型区を見出しにしちゃう時点で、さてはこいつ……ばかだな?と思ってしまう。
しかもハリスとトランプですよ。どっちが「行きすぎた」人物か一見目れば明確じゃないの。移民がペットを食べてるなんて目を疑うレベルの陰謀論を討論会でのたまっても、トランプを「行きすぎた右派」「行きすぎた保守」とは言わないくせに。
御布団に入団!
語学がんばるフェミニスト。セミベジタリアン。よく映画の話をします。トランスの人権を守れ。