沖縄慰霊の日や広島長崎の慰霊式典について「式典中は静かにすべき」と言うの、単にいつもの左翼嫌いではあるんだけど、もうひとつは"戦士"に対する日本人の偏ったイメージがあるように思う。戦死した人が怒りや悔しさの中で死んでいった、戦士したことに怒りや無念さを覚えているというイメージが圧倒的に不足していて、なんか漠然と"静かに眠っている"ように考えてる。
たぶんこれは戦争における日本の加害性を無視する姿勢とも繋がってるんじゃないかな。当時の権力や制度が透明化され、ただ戦争という"災難"で突然亡くなったかような戦死者像が広く深く共有されているのを感じる。