伝説的な名作だけど映像化に失敗した小説なんて山ほどあるし、映画はヒットしたけど原作者は激オコみたいなケースも少なくない。というか、映画としての完成度も高く興行的に成功して原作者も大満足!なんてケースはほぼ無い。
ハリポタ映画シリーズが原作者と良好な関係を築きながらヒットを続けるという偉業を成し遂げた背景には、当然ながら映画チーム側の力も大きいでしょう。映画シリーズの関係者は小説人気にフリーライドしただけみたいに言うのは間違ってるし失礼すぎる。映画がヒットしたからこそ小説だって長年大ヒットを続けられた部分があるだろうに。
主要キャストたちは作品のおかげで名声を得たとも言えるけど、一方で幼少気から青年期までずっとひとつの映画シリーズに拘束され、イメージを守るために我慢した部分も大きかったと思う。ハリポタ終了後にラドクリフがどんな作品に出ているかを見れば、彼が相当な犠牲を払ってきたのは明らかだよ。それを永遠に、しかも個人的な発言まで縛る権利があると思ってるなんて傲慢すぎる。