https://mainichi.jp/articles/20230829/k00/00m/200/216000c
作品自体は見てないから何とも言えないけど、ここで連発されている「平凡な日常の尊さ」「当たり前の日常が失われることの悲劇性」という語り方がテンプレ化していることにすごく気持ち悪さを感じる。
こういう対比は、平穏な日常を送っていたらいきなり天災のように戦争が始まって、あとはどうしようもないというイメージに根差していないだろうか。でも実際には戦争を止められたかもしれない戦前の期間や、お国のための異常な日常である戦前と戦時中が存在する。そういうものを透明化した語りのように感じる。