私はネットが普及し始めた頃にセクマイコミャニティに触れた世代で、当時すでにLと女性BのコミュニティにはT男性もノンバイナリーもいた。今はもっといろんなセクシャリティの人が出会う機会が増えていると思うし、具体的な友人知人がいるというのは、もすごく大きなことなんだよね。
パレードや集会、啓発活動ももちろん大切だけど、セクマイの仲間と具体的に知り合うこと、セクシャリティの違うセクマイの仲間に出会うことって、小さく見えてこんなに大きな力をもつんだなって私は今さら実感してる。その意味で、ネットは肯定的な力もやっぱり確実に持っている。
抗議集会でも当事者がきちんと存在を見せることが大切と話されてる方が何人もいたけど、たぶんそれも具体的な存在がいるのこと重要性。私たちが、あるいは世間が思っている以上に、具体的な友人知人がいることの効果はものすごく大きい。だから本当に、私たち当事者一人一人に力があるんだよ。
いわゆる「出会い系」とは違う、多様な当事者が集まる機会と場所作りを長年されてきた方々には本当に感謝したい。なかなか注目を浴びることのない活動だけど、すごく力を産み出せるんだって、私は実感しています。