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「あのさ、髪、切った?」「う、うん」「そうか…」待ち合わせ場所で佇んでいたルスが、見慣れたアロハ姿、ではなく随分と洒落た、セミフォーマルなスタイルをしていた件について。俺が今、家だとしたらだれかにこの思いの丈をぶちまけたくて、そんなスレを立てるような浅はかな行動に出ていたかもしれない。よかった。外で、とハンは平常心を装「へ、変か?その、お前は何時も素敵な格好をしてきてくれるからさ、調子に乗ってみた」「オーバーキルなんだよ」えるわけがなかった。どうしてコイツは俺の心を鷲掴みにするようなことを次から次へと言えるんだ。殺す気か?「つまり、俺の為?」「まあ、つまりはそうです、はい」「はあ〜〜〜似合う。すんごく似合う。撃墜だ。だから、俺の家に行こう」今すぐにでも抱きたい、意図を持って指と指を絡ませれば、おずおずと握り返してくるその手の熱さに眩暈がした。今日もルスがかわいい。

柄にもないし、なんならその要素すら自分には微塵もないけれど、ハンには「かわいい(格好良い)」と思われたいから、アロハを脱いでお洒落をしてみるルスもいるハンルス。

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