リビングでそういう雰囲気になり服を託し上げられた相澤。期待と緊張に心臓がドキドキと煩い。山田しか経験のない相澤と。今まで何人も恋人がいた山田では経験が違いすぎる。こういう時まだどうしていいか分からなくて、山田にされるがままの相澤。
初めての山田とのセックスはそれはそれは大事に大事にしてもらい、気持ち良すぎてセックスにハマっていく人の気持ちが少しだけわかってしまった。（後に澤がそう語る。）

#マイ相

つづく

乳首への刺激もそうだ。ペニスならば自身で弄ったことは流石にあったが、乳首は女性が気持ちいいと思う場所だという誤った知識と先入観のせいで、初めて山田にそこを指で触られ、舌で転がされ、唇で挟んで吸われたときは、驚きと未知の快楽に声を抑える事を忘れてはしたなく喘いでしまったと、相澤は思い出しては恥ずかしくなっているようだが。山田からすれば自分とのサックスが初めて。それこそ今まで大事に思ってきた相澤を抱く事になって浮かれていたし、それ以上に、自分とのこの一回が後の相澤に大きく影響が出るねあろう、責任もあって。それはそれは大事に。今まだの相手以上に大事に気持ちいいことだけを、相澤に施した。自分の手でどろどろに惚けていく相澤は、それはそれは可愛かったと。後に山田は語る。

#マイ相

そう。相澤は初めて触れられた乳首で気持ちよくなってしまったのだ。自分の乳首を吸う山田に関しては、可愛いなと母性のようなものまで感じていた。不快感よりもそう言った感情の方が勝り、山田の相澤に対する乳首開発は成功といえる。
二度目は先の快楽を脳も身体も覚えている。服を託し上げられた瞬間、乳首への刺激を期待してしまっても仕方ない。山田もそれには気付いていた。期待のこもった視線が自分へ向けられている事を。すぐさまその期待に応えてもよかったのだが、相澤のM気質に一度目のセックスの時に薄々気付いていた山田は、敢えて直ぐには触らずぐずぐずに引き出してから、直接な刺激を与えてみようと。今度は前回とは違う手を出してきたんですね。流石経験豊富なだけはある。

#マイ相

相手にマンネリにより飽きさせない工夫も兼ね揃えている。流石山田ひざし。ふーっと息を吹きかけ、ちろりと視線を上へ向けながら緊張してない？大丈夫？と声をかけてやる山田。小さく頷いた相澤の顔は、既に欲に浮かされぽやりとしている。こんな顔してしまうのに、今まで良く童貞処女でいられたものだ。自分以外が手を出していなくて本当に良かったと。背筋がゾッと冷たくなるのを感じながら、そっと触れと主張する乳首はそのままに、ゆるりと。その周りの乳輪だけをなぞる。
途端に「ッ…あ、」と。漏れ出た相澤が発したとは思えない、甲高い掠れた声が上がる。

#マイ相