「乳首気持ちいい？」
気持ちいい時はちゃんと言う。声は俺が聞きたいから押さえちゃダメ。相澤が気持ちいいと俺も嬉しくて気持ちよくなるから、いっぱい教えて。して欲しい事は言ってな。
一度目のセックスの時。山田が言っていた言葉が相澤の頭の中に蘇る。
山田が気持ちいい。俺がちゃんと気持ちいいと山田は嬉しい。
相澤はガクガクと何度も頭を縦に振りながら、「気持ちいい」と。消え入りそうな声で呟いた。
その言葉に気を良くした山田は今度は人差し指を伸ばすと、両方の乳首を弾くように指で擦り始めた。
さっきまでとは違う刺激に、相澤は「あ、あ、…」と喘ぎ続けた。
下腹部に熱が重く溜まっていく。ぐるぐるととぐろを巻いてたまっていくその熱の発散の仕方を相澤は知らなかった。もじもじと脚をすりあわせ、腰を揺らす。山田は相澤が更に直接的な快楽を望んでいることに気付いていたが、少し乳首を弄っただけでここまで可愛くなってしまう相澤が愛おしくて可愛すぎて、もう少しだけこのまま乳首だけを弄ることにした。

#マイ相

舌で転がし、二本の指ですり潰すようにコリコリと刺激したり、吸い付きながら舌先で乳首を舐ったり、優しく歯を立ててみたり。そのどれもに相澤は大袈裟なほどに身体を離させ、嬌声を上げた。上げるたびに艶の増していくその声に、山田のペニスも痛い程に張り詰めていた。一度達してしまもうと下着の中から既に勃起し、先走りにテラテラと濡れた赤黒い性器を取り出すと、それに気付いた相澤がゴクリと喉を鳴らした事に、山田は気づいてしまった。
随分と。相澤はエッチになってしまった。自分の育てた成果もあるが、元々の素質もあるだろう。本当に心底。他の奴に手を出される前でよかったと、山田は深く安堵した。
相澤の性器も取り出すと二本まとめて握り込み、ズリズリと擦り始めた。
「あ、やま、だっ…あつ、イッ…！」
ハッハと。興奮したいなのように鼻息を荒くしながら、二人分の先走りを絡ませ何度も繰り返し擦り上げる。自身の片手では足らず、山田は相澤の手を取ると両手でながらこませ、その上から自分の手を重ねて擦り上げた。ニチニチと。粘着質な水音が早に響く。

…おしまい

#マイ相