Tin Houseの近刊予定を観ていました。
『ギリシャSF傑作選 ノヴァ・ヘラス』収録「アンドロイド娼婦は涙を流せない」を書いたナタリア・テオドリドゥの長編が2025年4月刊予定。なお作者はTrans MasculineでpronounsはHeであるべきだそうです。注意。
『SFマガジン』2016年10月号に「ワイルド家の人たち」(小川隆)が掲載されたジュリア・エリオットの短編集も2025年4月刊。
https://tinhouse.com/
(左下のWinter Catalogバナー)
Tor Books新刊。
The Naming Song
9月末に出た『探偵術マニュアル』のジェデダイア・ベリー15年ぶりの長編小説。これが第二長編です。
https://torpublishinggroup.com/the-naming-song/?isbn=9781250907981&format=hardback
Brighter than Scale, Swifter than Flame
ノンバイナリー作家ネオン・ヤンの新刊中編は、13歳から竜殺しの騎士として活動する女性が鎖国気味の異国に行ったら、そこはドラゴンが愛され、崇拝される国だったという話。異国の女君主に惹かれつつ、密命や長年の教えに縛られた女騎士は葛藤する。(はやりの)ロマンス+ファンタジー。2025年5月刊予定。
https://torpublishinggroup.com/brighter-than-scale-swifter-than-flame/?isbn=9781250357342&format=hardback
新刊チェック続行中。次はCoffee House Press。
今年9月にブライアン・エヴンソンの最新短編集が出ていたのは、春にチェックしていて忘れていたような……。
https://coffeehousepress.org/collections/fall-2024-season/products/good-night-sleep-tight
2024年10月22日(つまり本日刊)の中編Sound Museum by poupeh missaghiは小説、引用、詩などが混在する形式で、イランの拷問音声博物館(尋問室や独房の録音が蒐集されている)のVIPツアーとそのキュレーターの語りという設定らしい。評に"from journalism to magical realism"という一文があったのでメモ。
https://coffeehousepress.org/collections/fall-2024-season/products/sound-museum