ミハル・アイヴァス氏講演会「創作に至る道」2024年10月16日(水)東京大学をオンライン聴講しました。1/2
進行:阿部賢一、通訳:イゴル・ツィマ
https://www.l.u-tokyo.ac.jp/genbun/news2021.html
-ヒッチコックの言うマクガフィン概念が好き。ウィリアム・ギブスンも使っている。
-ジュール・ヴェルヌが冒険3部作を書いていたので、自分も冒険3部作を書いた。
-シュルレアリスムについて:ダリやルネ・マグリットの絵が好きだったので詩も読んでみた。ベタだがアンドレ・ブルトンと◯◯(聞き取れず、チェコのシュルレアリスム詩人で最も有名な人)が好き。インジフ・シュティルスキーも画家だが詩作のほうが好き。
-シュルレアリスムの画家で一番好きなのはジョアン・ミロとデ・キリコ。
-ラジスラフ・クリマという100年くらい前に死んだ作家が「大きな小説」(Velký roman) という作品を書いていて、これが冒険小説と官能小説と哲学その他、多ジャンルを越境した作品だった。自分もジャンルを越境したい。
https://cs.m.wikipedia.org/wiki/Ladislav_Klíma
-アンナ・ツィマさんから日本文学からの影響を質問されて:西田幾多郎、道元、安部公房が好き。谷崎の『細雪』も好き(村上春樹を読んでいるかという質問への回答は聞き逃した) あと俳句に関心がある。
-夢からの影響は?:よく聞かれるが、つまらない夢しか見ないので、夢から小説の着想を得たことはない。
-カルヴィーノは好きですか?:80年代に人から借りた『見えない都市』が大好きで、探したけど入手できなくて、結局人から誕生日プレゼントにもらった。もったいないのでじっくり読んで各都市ごとにメモをした。これは『PADESÁT PĚT MĚST (55の都市)』として出版されている。
以上 メモは取っていないので記憶違いがあったらすみません。
基本的に、詩や思想のほうが好きだそうです。