つづき
もしかすると作者のモチベーションは
1.生き物の多様な生殖のおもしろさをフェティッシュに描く
2.男性をエッチに描く
あたりにあって、恋愛の一方性や犠牲は読者が受け入れやすい味つけに用いられているだけでは。
「悪い宇宙人に利用された(でも許しちゃう、両思いらしいので)」である。青春とエモーションでふわっと誤魔化している。それが悪いわけではない、好きなものを描いてよい。
通常の人間の性愛と異なる生態を模索するフィクション、私も好物です。
いま検索したら、同じ作者がpixivに掲載しているマンガが「犬たちが身体の斑を確認し合う」ケモノ作品だったので、私の上記直感に裏づけができてしまったかもしれない。
https://www.pixiv.net/artworks/118403385
本作では触れられなかった「外見・愛情・性規範」は、まえだくん『ぷにるはかわいいスライム』(コロコロオンライン)が思いのほかとことん追求している。今秋からアニメ化。
題名どおりのギャグマンガですが、たとえば53話のオリジンストーリー(本編の前日譚)なんて、規範になじめない苦痛がわかりやすく、多くの人に共感できる形で描かれてますよね。
https://www.corocoro.jp/episode/14079602755589688089