いっぽうで、シーラ・ジャクソン・リーの議員事務所は離職率トップクラス。スタッフの叱責や解雇をめぐって批判されたこともあるそうです。
彼女は1950年、ニューヨーク州のクイーンズ生まれ。父親は1940年代にマーベル・コミックのアーティストでしたが、世界大戦に従軍していた同僚たちが職場復帰したため失職。その後、病院の看護助手として働いていました。母親は看護師。
ジャクソン・リーは白人ばかりの公立高校に通い、1968年にキング牧師が暗殺された後、ニューヨーク大学で黒人学生向け奨学金が設立されたために大学に行けることになります。イェール大学に転校し、夫と出会って結婚。
ヴァージニア大学卒業後、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件(1963年)の調査特別委員会で働きます。その後、テキサスへ移住して弁護士として活動。地方判事に3度立候補するが落選。市議会議員を目指し、1989年に当選。
まさにアメリカの戦後を生きてきた議員かつ法律家だったようです。