道玄坂上ミステリ監視塔、今回の私の1pickは長崎尚志『人狩人』(角川春樹事務所)でした。
浦沢直樹と組んで『MASTERキートン』『MONSTER』『20世紀少年』といった名作を世に出してきた著者が、徹頭徹尾、神奈川県内だけで『ジョン・ウィック』や『キングスマン』スケールの冒険警察小説を展開してくれます!
realsound.jp/book/2024/03/post

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身長170センチ少々で小型の猛禽類(雀鷹・ツミ)に例えられ、40代後半だがもっと若く見え、有能だが汚職刑事の疑惑もある警部補の男。その内偵を命じられ、彼と組んで凶悪な未解決犯罪を追うことになった20代の長身の女性巡査部長。
バディものだが至ってドライで、しかし最後には信頼を築いて連携する。今のところ恋愛や疑似家族の関係にはまったくならないし、会話の応酬中に変なイジリもない。(このへんでストレスを感じるから国内コンテンツが苦手という人にもいけると思います。本編の質感は海外クライム・冒険小説っぽい。〈機龍警察〉ファンにもおすすめできそう)

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