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BT 『ゼクシィ』の広告、結局ビジネスモデル的に“カップルになって結婚式を挙げたり手続きをおこなったりせよ”というメッセージ性が強力な点とか、男女二元的な点がだいぶ気になります。
その一方で、同性の恋人がいるオープンなバイセクシュアル者の若いフォロワーが、企画を好意的に受けとめていたので、とても良かったです。

>キャッチコピーを「あなたが幸せなら、それでいい。」
>創刊30年を記念した広告には8組のカップルを起用した。結婚している男女カップルのほか、レズビアンカップル、ゲイカップル、事実婚の男女カップルが登場する。

あと『Business Insider』による、ゼクシィ総括編集長取材記事(記者:横山耕太郎)が、ちゃんと問題を批判していたのも良かったです。
>同性婚の課題が見えにくくなる面も
(略)
>ただし今回のキャンペーンのように、同性カップルを含めて「あなたが幸せなら、それでいい。」と打ち出すことは、日本における同性婚の課題を見えにくくする面もある。
>日本では同性婚が法律では認められておらず、男女カップルの事実婚とは違い選択肢が与えられていないのが現状だ。前提が異なるため、同じようにくくることはできない。

news.yahoo.co.jp/articles/836a

批判に対する編集長の応答は、正直なところ弱腰に思えましたが(「すぐに法律を変えることは難しい」という点。)、今とれる公的手続き一覧や挙式に対応している式場一覧などが載ってるとすれば、それが役に立つカップルもいるでしょう。

>「すぐに法律を変えることは難しいと思います。
>
>ですが法的に結婚ができない同性カップルだからこそ、結婚式に意味があると考えるカップルは少なくありません。そのための情報が足りていないという声も多くあり、その声に答えていきたいと思っています」(森氏)

>編集長の応答は、正直なところ弱腰
さっき私がこう書いた意図は、結婚やカップルを飯の種として事業の基幹にするなら、ここで「結婚したいすべてののペアのために、最低でも事実婚並みの制度は整うようロビー活動をします。結婚したいが相手のいない人のために希望する万人を出会わせます」くらいの理念をぶちあげてほしかったという意味です。

個人的には、結婚せずにひとりでいたって心配なく生きていける社会であってほしいし、“結婚は愛し合う2人のための制度”みたいなイメージも一旦破壊されていいと思っていますが、それはそれとして。

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