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バーナディン・エヴァリスト『少女、女、ほか』(渡辺佐智江訳、白水社)をパラパラめくったが、すごい。12人の生きざまがつづられている小説で、キャシー・アッカーやアルフレッド・ベスターの訳書並みに翻訳技巧が炸裂している。マクドナルドでのバイトに関するところとか原文を確認したくてたまらない。
hakusuisha.co.jp/smp/book/b628

そもそも本書、原文からして一切の句点が存在せず、つまりは人名や一人称代名詞を除けば、行頭も大文字ではない。詩と散文の境界にある。それが日本語化されている。

12人の主な視点人物はほとんど女性で、ひとりはノンバイナリーらしいです。セクシュアリティや年代、社会階層は様々。英国で生きる非白人というくくりの中でも個々人は異なるという話っぽい。

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