日英防衛協定の締結
あまりに突然だし、日本語の情報が乏しいので驚いています。
gov.ukドメインで1902年以来の“画期的”で“歴史的”な協定だと発表されており、つまり読み手に「日英同盟」を思い出させます。
(※日英同盟は、中国(清)や朝鮮の支配と対ロシアのために結ばれた協定)
https://www.gov.uk/government/news/prime-minister-hosts-japanese-pm-and-agrees-historic-defence-agreement
上記の公式発表では「インド太平洋地域の安全と安定のため」というふんわりした言い方になっていますが、アルジャジーラの記事では対中国戦略だと分析されています。
英国の国際戦略研究所の上席研究員によると本協定によって、船舶や航空機を日本に持ってきたり、二国の部隊の合同訓練を実施したりするのがより容易になるらしいです。
https://www.aljazeera.com/news/2023/1/12/japan-uk-sign-hugely-significant-new-defence-deal
これ強硬外交では……?(個人の感想です)
日英防衛協定の締結
追記:正式な日本語訳は「日英円滑化協定」だそうです。
https://twitter.com/kantei/status/1613312881596190720?t=LdDEcSDzoHcMbUiMLdEicQ&s=19
英国の公式発表では英語も日本語も「防衛協定」と書かれています。
円滑化協定なるものは、1年前にオーストラリアとも締結されていました。1年前の読売新聞の記事にくわしく書かれています。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211226-OYT1T50144/
国会での審議もなく、憲法の改正もないまま、英国とオーストラリアが日本に軍隊を駐留させたり武器を配備できるようになったわけですが……