読み終えた。すごくよかった。地方の、37年にわたる権力との戦いの記録。権力が金と生活で人と人を分断し、それでも戦い続けること、あきらめないこと。
37年って、人間の人生にしてみたら本当にほとんど全てに当たってしまうような年月で、その渦中にいた人たちは、人生のほとんどを権力に奪われてきた、ということで。
原発撤回の決断が下された時、南島町では祝勝会のようなものが行われなかった(推進派の心情を慮って)ことがすごく響いた。記念碑が分断がひどかった地域ではなく、その隣に置かれたことなど。
漁獲量が減少しつつある今、金と権力から「わたしたちは私たちの海を守れるか」ということを考え直す。その時に何をすべきかも。
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QT: https://fedibird.com/@azusa_inoue/112177450214386506 [参照]