audibleが拡大している中でブランドン・サンダースンが去年キックスターターで出資を募っていた新シリーズ4冊はaudibleには当面の間("for a foreseeable future")載らない、と宣言している記事を読みました。出資者には音声データ配布とspotify・speechifyでのストリーミング、非出資者には上記二つのストリーミングでのアクセスに。
audibleのロイヤリティは独占契約で40%、非独占契約で25%になっていて、通常のkindleの電子書籍70%よりもかなり低く、プラットフォームが寡占状態なため相場に異を唱えるのが難しいらしい。spotifyとspeechifyは寡占に対抗する可能性のあるサービスであり、競争によって作家にもっと還元される環境を作りたいと。
https://www.brandonsanderson.com/state-of-the-sanderson-2022/
オーディオブックは音声データを作るまでが作家側の仕事なのでナレーターを雇ったり自力録音にしても機材等の初期投資がepubよりかかりがち、その上で印税が低い・読み手がオーディオブックに移行していると英語圏インディー作家の環境は厳しくなっているとか。ブランドン・サンダースンぐらいの大御所じゃないとこのスタンスを取るのは難しいだろうなあ、という感じです。あと出資者の大半が電子版はオーディオブック希望で出資してたらしいことに驚く。
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