私はカーマニアではないから，そういうメカの無駄凝りってのは大嫌いなのである。めんどくさいものを作られて，手入れするのは私自身だからだ。
Alfa Romeo と FIAT，ともすれば「イタ車」とひとくくりにされがちだが，私が見るところ，FIAT には，Alfaにしばしば見受けるような無駄凝りがない。よりシンプルな解をとる。そういうところが私は好きだし，そっちの方が，よりイタリア的だと思うのである
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「イタリア的」というと主語が大きすぎるかもしれない。ロマネスク寄りのルネサンス的と言うたらいいかもしれない。いずれにせよ，技法に対して自己陶酔的なところが少ないのである。
