言い間違え漫才
「ボクは学園のプライスだからね」
「お値打ち価格ってことですか?」
「いや、プリマドンナだ」
「性別変わってますけれど」
「プリミティブアートだったっけ?」
「ラスコー洞窟の話してます?」
「プリズナー」
「囚われてるんですか?」
「まあ通っている以上囚われてはいるね」
「学校を牢獄と捉えているタイプの人」
「プリーツだったかな」
「女子のスカートにでもなりたいんですか?」
「発想が不潔だなあ」
「言ったのは風間さんですよ」
「ボクはスカートだなんて言ってないぞ」
「じゃあ何のつもりで言ったんですか」
「プリンスメロンかな」
「お腹空いてます?」
「買ってきなよ」
「時期じゃないですよ」
「世界のどこかでは時期だよ」
「プリンスって言いたいんですか?」
「それだよそれ」
「何でプリンスメロンまで言ってプリンスが出ないんですか」
「プリンスメロンはプリンスメロン、プリンスはプリンスだろ。キミはメロンを王子だとでも思っているのかい?」
「いやメロンはメロンですけれど」
「だろう?」