仕事がな
仕事がほんと
どうしたらいいんだこれ
<BT
Webイベントってピクスクのやつしか比較対象がないんですけど
ピクスクはリアルイベントに近い雰囲気ってことでアバターで会場をうろうろできるのが楽しかったな〜
参加サークルが多いと会場を端から端まで駆けずり回って買い物することになるので大変だったけど、アバターでうろついて他の参加者さんとチャットできるっていうのもよかった
ピクスクはカプオンリーともうちょっと範囲の広いやつに参加したことがありまして、ワンカプだけじゃないオンリーになると「配置図がないと誰がどこにいるのか全然わからない」という迷宮でした
あとサークル増えると探すのが難しいのもだけど会場が複数にまたがり、移動がわりと手間だった記憶
とらのwebオンリーはイベント感という点では薄くはあるんですけど、読みたいものを探すという点ではかなり利便性高かったです
絞り込みでサーチできるし、あとは参加サークルが慣れてきたらサークルカットの工夫次第でカタログから探しやすくなりそうかなと思いました!
清光くんはしかし、即座に答えた
「わかった。じゃ、俺とあんたはこれで恋仲ね」
「えっ」
そんなあっさり?
「あんたが言ったんだよ」
「えっ?」
そうだっけ?
考える隙は与えられなかった
清光くんはすっくと立ち上がると隣の部屋の障子を開けて「安定、俺じじぃと付き合うことになったから」と高らかに宣言した
通りがかっただけだったっぽい山鳥毛にも「俺あんたのとこのご隠居と付き合うことになったからよろしく」と報告している
則宗は清光くんの部屋にひとり取り残されたままなりゆきを呆然と見守るしかなかった
こうして則宗はあんまり優しくない方の清光くんとお付き合いをすることになった
すごい勢いでその事実は本丸中に知れ渡った
後日、則宗は再開したあの優しいよその本丸の清光くんにそのことを報告した
「すごい勢いで話が進んじまった……」
と呆けたように言う則宗に、優しいよその清光くんは明るく笑った
「あはは、その俺必死だね。よっぽどだよそれって」
「そ、そうなのかい」
「そーよ。でもすっごい惚れられてるのは確実だから、せいぜい振り回してやりなよ」
「ふりまわし……」
出されたお茶はびっくりするくらい美味しかった、あんなに適当に入れてたのに、しかもどう見ても二煎目より後だったのに豊かな香りとほんのわずかな香ばしさが口の中に広がった
「美味いな」
「だろ」
則宗は、こういうとこだなと思った
こういう雑なところ、さりげなくて本当にどうでもよさそうな顔なのに優しさや気遣いがそこから見えるところに、則宗はすっかりやられちゃったのだ
「なあ坊主」
「なーに」
ふられた相手にここまで構えずいられるものだろうか
「僕は坊主が好きだ」
「うん、そーね」
「その……先だってお前さんが僕に言った話を、今から受けてもいいだろうか」
清光くんはちょっと首を傾げた
「こないだ言った話って?」
こーゆーとこだ!!!
と憤慨しつつも則宗はごくんと唾を飲み下してから言った
「ぼ、僕を好きで、ここっ、こっ恋仲になりたいって言っただろう!」
恥ずかしくて頭がパーンしそうだった
清光くんはびっくりして目をぱちくりさせている
そんなにびっくりしないでほしい
BL GL大好き。ReSoner。
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