落下の解剖学観てきた
hot lawyerとやらが観たくて何がなんでも観てやる!と思ってたので映画館行けてよかった〜
賞の威力かド平日にしちゃそこそこ席も埋まってる感じでした
しかし映画館はいいな、椅子がフカフカで前の人の頭で見えないってことがないから
ストーリーがあってどうこうと言うよりは観る人が目撃者になっちゃう感じでした、めちゃくちゃ試される感がある
強制的に事件の裁判を傍聴する人にさせられる、捜査に携わって主人公を疑いの目で見る人にさせられるという感じ
フェミニズム、セクシャリティ、障がいについてなど、マイノリティに対して自分が抱いてる偏見が否応なしに炙り出される感覚がありました
エンタメとしての楽しさという点においても、判決がどうなるかが本当にぎりぎりまでわからない法廷もので手に汗握るという言葉がふさわしい感じ
これは観てよかったな!と思いました
あと犬かわいい(犬かわいい)
ひとつ、観ているときはスルーしたけど後から「おお!」と思ったのが、暴力を直接画として出さないところ
音声だけにするのはもちろんストーリー上の要請があってのことではあるんですけど、映像がカットされることでトリガーになりづらくする狙いもあるのかも?と思いました
落下の解剖学観てきた(がっつりネタバレ)
あとこれはね、本当にこれこそがこの作品のいやなところでありすごいところだなと思うんですけど、
観終わったときに、「やっぱり殺したのこの人なんじゃないの?」という疑いをね、消し切ってはもらえないんですよね…
バイセクシュアル、セックスレスを苦に配偶者がいるにもかかわらず別の人とセックスをする、外国人で言葉が流暢ではない、女性、作家として成功をおさめている
そういう人ならば激情にかられて人を殺すのでは?という偏見を、観終わった後に自覚させられてしまうんですよね
そういう意味ではものすごく後味が悪いです
サスペンスとして観ても、事件の真相を見せてもらえないというフラストレーションがあるし、レビュー見てるとそれを理由に低評価つけてる人もいます
でもこれ、真相再現映像があったら全部が台無しになるやつだよな…すごいな…
なんかいい体験でした
あとスワン・アルローがめっちゃhotだった
あの中のワンシーンすごい則宗と清光にやってほしさある