多分なんですけど、男性キャラ同士の恋愛ものって「少年愛もの」つってそれこそ萩尾望都とか竹宮恵子が少女漫画でやってて
でも少女漫画ジャンルからはなんかふわっと消えて
その間今で言うBLが読みたかった人は何を読んでいたかと言うとJUNEつー小説雑誌だったんですよね
で、JUNEっていうのもなんか不思議な雑誌で、別段セックスしない恋愛もない話も扱ってたし、執着する相手が人間じゃなくて植物だったりするようなのもあったりしつつ、なんとなく「結末が悲劇的」とか「耽美」みたいなのがテーマよね、という共通認識があったんですよね
それが90年代あたりでJUNEですごい明るいお話を書く作家がデビューし、その流れで「ボーイズが明るくラブコメする」みたいなテーマの雑誌とかが創刊してBLっていうジャンル名が生まれ、BL、ML、JUNEものみたいに分岐し、雑誌JUNEの衰退とともにジャンル名がBLに統合されていった…みたいな
かつて一次創作BLがオリジュネと呼ばれていた時代もあったんですよ…