映画における「長回し」の小説における対応物って何なのかなと考えていて、長い段落なのかなと思った。
もちろん、綺麗に対応するわけではないが。
映画の場合は、ショットを切るのが「意味の切れ目」で、それを切らないことによって緊張感が高められたりする。小説において長い段落を同じ仕方で使うことは、なくはないかな。

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映画における長回しはそもそも撮るのが大変で、それゆえ長回しの美学的が賞賛されたりするのに対し、長い段落は別に難しくはないが

すごい感覚的な話をすると、実写映画における長回しには、「ノンストップ感」と「フラジャイル性・一回性」の両面から来る緊張感があり、前者は小説においても対応する技法があるが、後者の部分まで兼ね備えた技法は存在しないのかもしれない。

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