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黒沢清監督『Cloud』を見た。 

転売屋をやっている菅田将暉は上司からの出世の誘いや、転売屋の先輩からの儲け話を断わり、会社を辞め、彼女と一緒に田舎に引っ越して転売屋に専念する。地元の青年をアシスタントとして雇い、転売屋をつづけるが、微妙に嫌がらせを受けたりする。
そのうち、菅田将暉を恨む人々(先輩と上司を含む)が徒党を組み、銃を持って襲いかかってくる。菅田将暉は拉致されるが、実は殺し屋であったアシスタントが銃をもって助けにくる。廃工場で銃撃戦が起き、全員死んで、菅田将暉とアシスタントは地獄のようになった世界を車で去っていく。

感想:
現代的なモチーフも取り入れつつ、旧版の『蛇の道』とか、『復讐』シリーズみたいなのをまだやっていて(部分的には以前よりさらに尖っていて)すごいなと思った。
解釈はまあいろいろあると思うが、ネットのせいで無感覚になっていて、ネットの情報にしか関心をもてない菅田将暉の前に、とにかく異常なことを起こして、感情を取り戻させようとする話かなと思った

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