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この個体性意識は、自己を物語り、アイデンティティ化するために、外在的な視空間認識を与える。自己を客観視することがそれには必須の要件だから。自分を1つの個体として外側から観察し、理解し、まとめあげるような意識。小説やドラマではそれを作者の視点=神の視点と呼ぶ。

この外在視点こそが3人称的な視点を発生させる。

つまり、3人称視点こそが人間という、1つの物語性を持った、自己同一化したアイデンティティ性を与えると。この自己同一性・物語的自己というのは、他の個体との差異によって意味づけされるものなので、この3人称視点には自己も他者もみな「人間」という個体物として存在可能になる。

この個体という原型的な人間イメージが、意識の流動性・重畳性により、下位に降ろされ、乙女座(6)の客体として出現する空間に流れる。人間という姿かたちをしたモノ、話し・聞き・触り・見ることができるモノ、わたしが「あなた(他者)」として認識することができるモノ。

そういう客体物として。

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