自己(自)=獅子座・太陽というのは、「”絶対的な今”という瞬間において、この場所において、意識の焦点をあわせている場」という意味であり、それ以外の焦点(場)はすべて「別の主体」あるいは「別の個体」といった存在になるのではないか。
一人称視点(POV)というのは、この”絶対的な今ここ・今この瞬間”を表す視野認識のことだと。3人称視点(客観視点)というのは、この”絶対的な今ここ・この瞬間”から離れ、すべての今ここを1つにまとめて捉える意識のことだと。
それは自分の内部でも存在していて(ホロニック構造)、分かりやすい例では年代別の自己プロフィール画像を見るといい。個体としての姿形は皆違っている(個体性)。10代の自分、20代の自分、30代の自分、40代の自分、50代の自分、60代の自分。どの自分も、その時々で生きていた自分の主観世界(一人称視点=POV世界)があって、それらは皆違っているのにも関わらず、すべてまとめて「わたし(の物語=人生)」だと認識している。この全体認識が3人称的な客観視点といえる。
どこに焦点を合わせるかで「自(自己)」は代わり、その自は他の個体(別の年代のわたし=他)との差異によって意味付けが行われる。
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