【団塊世代の夫婦】
上沼恵美子さんのインタビュー記事を読みながら、母のことをいろいろ考えてしまった。
●上沼恵美子「イタリア旅行で離婚を切り出して8年、別居6年でも別れない理由。私が買ったマンションで暮らす夫への気待ち」
https://fujinkoron.jp/articles/-/11564?page=3
同じ男として見ても、あるいは同じ大人として見ても、「どうして団塊世代の男はこんなにも幼稚なんだろう?」と思わずにいられない。「男とはっ!」と偉そうなことばかり言うくせに、いざとなったら自分が一番に逃げ出す。プライドというのは実力が伴って初めて表現できるものなのに、その実力を磨く努力をしない。
組織に寄りかかり、権威に寄りかかり、強者に寄りかかり、母親に寄りかかる。そのどれもが自分自身で築いたものではない―というのに。
私の父も典型的な団塊世代の男。その偉そうに振る舞う姿と、ぜんぜん実力のない姿を見ていると、10代の若者を見ているような気分になる。そういう「甲斐性のない石原裕次郎(上沼さんの言葉に倣えば)」を、団塊世代の女性たちは懸命に支えていたのだろうか…。