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【客観視点の原初】

私たちが普段見ている世界はエルンスト・マッハの自画像に示されるような、POV視点の世界だ。一人称視点と呼ばれるこの世界には、自分の姿は存在しない。あるのは「考え・想い」といった主観的な心。この主観的な心は(獅子座としての認識する主体)、前の前に映る(現れる)客体(乙女座としての認識される客体)を通して、それに対する反応として現れる。

どちらも非常に個人的なもので、その内容は人それぞれみな違っている。恋人同士で同じ景色を見ても、それに対する印象はそれぞれ違っているように。

以前あったトヨタのCMを使って説明してみよう。この動画は父と娘のそれぞれの視点をPOV的手法を使って表現している。一人称視点なので、自分の姿は見えない。客体として目の前に映る景色にはそれぞれ相手の姿がある。

父は娘の姿を見て、娘は父親の姿を見る。動画をじっくり見ていて感じるのは、相手の姿(その言動)を通して、自分自身の心情がじわじわにじみ出てくること。

●父親の一人称視点
drive.google.com/file/d/1Ji4y9

目の前に映るのは(客体としての)娘の姿なのに、そこから感じられるのは父親の様々な想いだということ。

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