ドラマでは、この「客観的記録映像」を持ち出して、「自分が正しい!お前が間違っている!」などと言い争うが、それで本当に相手のこと(相手の記憶=印象)を理解できたのか?自分のこと(自分の記憶=印象)を理解してもらえたのか?
妻がどんな気持ちで浮気していたのかなんて、いっときの笑顔で理解できるものではない。そこに至る経緯、そこに至る葛藤、妻なりの複雑な想いを重ねて、それに至っている。
そういう妻が生きている世界観そのものを知らないと、結局はドラマで描かれたような結末になってしまう。
客観的記録ではなく、その人の主観的記憶を。