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このイメージは例えば、アニメ「涼宮ハルヒの消失」でのキョンがタイムリープをして過去の自分を見つめるシーン、あるいはアニメ「シュタインズ・ゲート」最終話で、岡部がクリスを救い出したあとに過去の自分を見つめるシーンにあたる。

キョンが過去の自分を客観的に(客体として)眺めているシーンにしても、岡部倫太郎が過去の自分を客観的に(客体として)眺めているシーンにしても、こんなことは実際にはありえない。つまりこれはあくまで象徴(イメージ)としてのものであり、この外在的な視点にこそ(それが表す意識にこそ)重要なポイントがある。

この意識とは何なのか?
自己を外部的な客観視点で捉えようとする意識とは何なのか?

それがその主体(キョンや岡部)をより大きなものとして構成しようとする意識=自己アイデンティティを構成する意識と言える。私たちは自分というのを考える時、そこにそれまで経験してきた想い・感情・考えといったものをすべて含めて”自分”だと思っているはずだ。その全体性こそが「わたしとしてのアイデンティティ=他の誰でもない”このわたし”」だと認識している。

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