何度も言うが、この図はあくまで想像上のものであり、先に無意識の中でこういうイメージができるから、私たちは「人の姿」というものを理解することができるのではないだろうか。
乳幼児が他者(親)を見ることでこういうイメージができるのではなく、乳幼児の無意識の中で先に「(主体と客体が統合された)人としてのイメージ」ができるから、それを他者(親)に投影して、人の姿として理解されるのだと思われる。
この「(主体と客体が統合された)人の姿としてのイメージ」は、対象としてのモノ(表象)とは差異がある。人の姿(個体認識=天秤座:7)には「個体アイデンティティーとしての意識」が無意識に内包されていて、単なるモノ(対象認識=双子座:3)にはそれがない。
それを現しているのが以下の画像。
人間とマネキンが一緒に写った画像だが、私たちは何の違和感もなく、両者の違いを理解する。本物の人間と、ただのマネキン。どちらも頭があり、手があり、足があって、服も着ている。表象としてのイメージはまったく同じなのに、「この両者は違う」と私たちは理解する。