東京国立博物館で本阿弥光悦展みてきた 刀剣極所の家業、能筆の力量、造形センスの大宇宙
書はきっちり大きく主張する字ながら運びが柔らかく濃淡リズムが癖になる。あと 「光悦、異風者だから最近は田舎に住みたいって言ってましたよ」(意訳)と伝えられてもらった峰の領地で工房街を作って陶芸やってたりして物作りが好きで人あたり良さそう
刀剣『北野江』は江の刀の黒みと金象嵌 『舟橋蒔絵硯箱』の鉛と船や『忍蒔絵硯箱』忍草と兎の小粋な作り 『鶴下三十六歌仙絵巻』俵屋宗達の描く鶴と濃淡ある書の配置のコラボ
あと光悦手ずから作った楽焼茶碗が凄い良くて『乙御前』の乙女椿みたいな手の中にすっぽり収まりそうな可憐な形の赤楽『雨雲』の雨で濡れる釉薬の艶と刷毛の跡や口縁の厚みと薄みの差に嵐のようなら激しさを感じる黒楽『冠雪』は高く白く積もった雪が青みがかっている様子の白楽と良かったです

刀剣博物館の「正宗十哲展」みてきた
相州伝を完成させた正宗と相州伝の影響が色濃く残る山城国の来国次と長谷部国重、美濃国の兼氏と金重、越中国の江義弘と則重、石見国の直綱、備前国の兼光と長義、筑前国の左文字の10人。展示リスト刀工別で長さや持ち主も書いてあってありがたい
『京極正宗』は小さくて白くて金筋や模様が綺麗な刀だった〜 正宗の先人『助真』うれしい 助真すき
あと『疱瘡正宗』名前からなにか模様あるのかと思ったら肌も綺麗な刀 疱瘡快癒祝の品として扱われたという由来だった とうらぶ実装してほしい
『文津志津 』志津の刀は拵揃ってて家康の拵は黒漆打刀拵で目貫の牛に向かって透かし鐔のむこうから鞘の上を一直線に手綱振り切って走る牛の躍動感よ 兼氏の梅鉢文様拵かわゆ
観ててすごい良い と思ったら 『稲葉江』 大阪の展示ぶり〜 何度でも見たくなる刀
『備州長船住兼光 歴応二年正月日 』小さな互の目が目立っておもろい 『長義 』は図太い!『江雪左文字』は黒漆削出鮫打刀拵も展示してた漆削りの鮫拵すき 歌仙も同じ削出しなんよ 貞宗の形すき『朱判貞宗』大きめ『寺沢貞宗』良い出来〜
島津の拵 島津の十字の鐔と螺鈿装飾の麒麟?が整列して三白眼の上向きまつ毛バチバチにしてて良かった 常設刀持ち上げ体験も貴重

根津美術館 北宋展の最終日 3日間限定公開の個人蔵『桃鳩図 』に合わせて、仁和寺『孔雀明王像』とメトロポリタン所蔵の李公麟や見に行ってきた。青鳩と綻ぶ桃花や力強くて躍動感ある孔雀や人物線画。『十六羅漢像』も素晴らしかったね〜
今回専用鑑賞列があった『五馬図巻』が目玉展示と思うんだけどそれほど目当てではなかったので混雑に巻き込まれず快適。『古今和歌集序(巻子本)』じっくり読むことが出来て大満足。『和漢朗詠集(太田切)』も並んでたし、チケットとれたものの最終日でどうなることかと思ってたけどゆっくりできたし良い展示だったな〜

やまと絵展
あと真珠庵の『百鬼夜行絵巻』現存最古の室町16世紀 伝土佐光信 作 キャラクターと色彩が良いなぁ 赤巾着みたいな謎妖怪のぬいグッズもカワイイ
鎌倉13世紀『馬医草紙』馬の横に「クロウリウ」って馬の名前が書いてあったの良かったし、室町15~16世紀の 『駿馬図』の馬のたてがみ結ってちょんまげ沢山作ってあるのも良かった

最後に国宝『観楓図屏風』 で秋の紅葉をじっくり眺めて、芸術の秋を堪能
思ってたより質量共に力の入った展示で、展示入れ替えも多くて気になるけど、余裕ある第1期のうちに行けてよかったです

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やまと絵巻
『辟邪絵 神虫、毘沙門天像』 朝三千 夕三百 悪い虎鬼を食べる善神(とはいえ見た目が悪神のようだ…) 朝しっかり食べて夜の食事とても控えめ
虫、神の連想で三尸を思い出しながら当時病の原因よくわからないの多かったんだろうな〜と思いつつ
病草紙みてたら 『病草紙 不眠の女』に親近感
平安時代といえ人も病状も同じ。不眠症も病扱いされてたのか 当時の平均睡眠時間気になる

あと波打ち際にシギが沢山いる絵巻を見て、勝手に時代で区切って考えてしまうけれど、今も昔も変わらないことを しみじみ感じた

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やまと絵展
他にも四天王寺の『扇面法華経冊子 巻第七 観普賢経』とかもあってさすがの質量だった。
鎌倉〜南北朝時代の 『車図』か牛車の設計図みたいで興味深い〜と思ってみたら車内の壁の絵まで事細かに描き込まれていて単眼鏡が大活躍!
人も多いし全体的に間近で観るほど凄さがわかる作品多かったので持っている人は必須かもしれない

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東博 やまと絵展
『信貴山縁起絵巻 飛倉巻』があまりの衝撃で、平安12世紀の作品?? 江戸でも幕末でもなく?? と思って2度見した。こんな表情豊かで人物に重きを置いた表現をした絵巻が平安時代にあったことに驚きつつ、続けて観た『伴大納言絵巻 巻上』も人物表現めちゃ上手で画力すごい これも平安かあ
平安時代は風景情景重きなイメージあったので、こんな絵巻あったの意外

とはいえ 『鳥獣戯画 甲巻』も平安〜鎌倉12〜13世紀の作品だったね。あの生き生きとした筆遣いと動物達がとても好き 何度みても良い

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東博 やまと絵展 思っていた以上に良かった〜 なにより とある絵巻との出会いに衝撃うけた ほんと凄い グッズも充実してたけど百鬼夜行ぬい 箱に並んで詰まってる様子が良くて他の子よりまんまるで絵巻みたいにモコモコしてる子1匹お迎えしてきた カワイイ

絵画だけでなく現代美術や造形作品も網羅していて、照らす光と落ちる影 反射する光が移り変わる光などに重きを置いたものも多く見るだけではない空間を味わうことが出来た。
平日夜のわりにそこそこ混んでたけど最終入場時間後は人が増えないのでまあまあ落ち着いて見られた。展示会は後半混むと思って一時は大阪巡回も視野に入れたけど、このタイミングで行ってよかったな〜 満足した。
さすがにウェッジウッド・カフェには行けなかったので今度お家で優雅にお茶をして過ごしたいと思います。

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『母と子』の光の溢れる空間は尊いし、 『善の天使と悪の天使』はインパクトあった〜 物販のグッズにはわらっちゃった
なだらかで山のなく大きな雲が低いところを早く流れていっているような風景がイングランドらしいなぁ
撮影不可ゾーンにテート教授による遠近法講義のための絵が出てきた上に思ったよりかなり講義の絵でびっくりした。

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滑り込みで新美の「テート美術館展」みてきた。夜間開館ありがたい
『ポンペイとヘルクラネウムの崩壊』の赫々とした光から浮び上がる光景
『露に濡れたハリエニシダ』の零れる光を散りばめたかのような景色
『ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡』の空と海のきらめく光がとても好き

他に胸像やレリーフ等々 白く柔らかい大理石で表現される肌の滑らかさや布のドレープの美しさがシルクのようで、彫刻された素材の良さが相まって当時に魅せられてしまう
イタリアには超絶技巧の大理石彫刻が数多くあるのでいつか観たいな〜と思いつつ、
昨日の化石埋まった石材の壁といい今日の彫刻といい思いがけず大理石鑑賞してきた週末になったな〜 力強いブロンズやキラキラのテッセラのモザイクタイルもすき

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今回のローマ展、1471年に市民に開かれた最古の美術館カピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館展ともいえるもので、初来日したヴィーナス像はかわいいかんじ
巨大コンスタンティノスは顔も手はもちろん足も大きくて潰されそうだった 巨像つくるとこ古代っぽいな〜 トラヤヌスの記念柱の石膏は撮影可でした

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都美の『永遠の都ローマ展』行ってきました
始まりはローマ建国の祖であるロムルスとレムスの双子が牝狼から乳を与えられてるブロンズ像 思っていたより大きいな〜
古代は人より動物は強く その力を得ていることは強さの証であり誇らしさもあったのかな と思う一方で、西洋における狼は物語の中で悪者で狼男など悪きものとして扱っていたイメージ強かったので意外

立川に「昭和天皇記念館」があるのはなんとなく知っていたもののとくに行く機会も無かったところ、たまたま近くに来た日が寅の日で皇居財布も購入したかったのもあり見てきました。
先客が聞いている玉音放送を聞きながらささやかな研究展示みてたら、展示室内の壁に使われているおそらく大理石にアンモナイトやカイメンや生痕化石が見えているという説明を見つけ、改めて見回すとあえて化石入りを集めたのかというぐらいあらゆるところに埋まっていてもの凄かった…流石皇室。とくに中央段になってるとこにあるアンモナイトとか間近に見られて良いですね。記念館のテーマと逸れるかもしれないけどもっと壁推ししても良いのではないかというぐらい良い壁だった

人の手から糸を生み出していく紡績の始まりから織り機、エンジンと進んでいって今は自動車産業でロボットが人みたいにお仕事してるのおもしろい

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トヨタ産業技術記念館で紡績〜自動車のトヨタの歴史と展示みてきた ガイドと実演豊富で稼働する機器たくさん見られておもしろい クイズの答え探して広い館内見て回ったので色々勉強になった

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