“こんなにも視聴者が朝ドラを「自分ごと」としてとらえ、口々に語り出すケースは見たことがない。/
おそらく作り手の強い意志がある。なぜなら『虎に翼』には、社会的に虐げられ、軽視されてきた全ての人々の思いを拾いあげようという思いが随所に感じられるからだ。
例えば、憲法記念日の朝日新聞(5月3日)に掲載された脚本家・吉田恵里香氏の書面インタビューに、心打たれた人は多かった。
「若い世代が思考のスイッチを切ってしまいがちなのは、そう上の世代から仕向けられてきたからです。ある種の搾取で、それが今の時代の『スンッ』なんだと思います。(中略)エンターテイメントが代わりに声をあげて、攻撃をかわす盾になれたら」(同インタビューより)

近ごろは朝ドラに限らず、またドラマだけでなく、「悪い人がいない優しい世界」を描くエンタメ作品が増えており、「正しさも人それぞれ」と、曖昧なイイ話風にまとめるケースが多い。そんな中、正面からストレートに違和感や問題点を突きつける脚本家の覚悟を持った強さと正しさには、思わず痺れてしまう”

→『虎に翼』現象を制作陣はどう見ているのか。「自分ごと」にさせる「NHKの集合知」(田幸 和歌子)| FRaU
gendai.media/articles/-/129498

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