藤高和輝さん
“学生と接していると、「多様性の時代だから差別は良くない」と考える人は多いのですが、「差別を受けている人はかわいそう」と、自分の存在や社会構造とは切り離した理解で止まっている印象をよく受けます。本当に重要なのは、そもそもマジョリティーに有利に設計されているいびつな社会構造と、そのいびつさによって守られている自らの特権を認識することです。それが欠けていることに、私は危うさを感じています。
反対に、社会は基本的に「フラット」で「平等」であり、「一部の心ない人が差別をする」という誤った認識は根強い。時代を理由にした認識から、社会構造を問う認識へとアップデートする必要性を感じます”
→ 「今は多様性の時代」という言葉の危うさ 問うべき社会の構造とは
https://www.asahi.com/articles/ASS343HFVS33UPQJ001.html?iref=sp_photo_gallery_above
#国際女性デー タグつけとくね💛
“自身の特権に気づかなければ、マイノリティーの声は不愉快なものでしょう。フェミニズムをはじめ、マイノリティーの運動は、まさに社会の構造を問い直すものです。社会に「トラブル」を起こすのです。当然、マジョリティーの立場にある人にとっては、自らの特権性を突きつけられる耳の痛い話です。
ですから、トラブルにフタをしてしまおうという抑圧は常に生まれます。マイノリティーが声を上げたり、それが取り沙汰されたりすることが「優遇」に見えて、いら立ちを覚える人たちが出てくるのです。”
→「今は多様性の時代」という言葉の危うさ 問うべき社会の構造とは:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASS343HFVS33UPQJ001.html