“あまりの厳しさに、1684年の冬、イングランド国王チャールズ2世は国民を助けるための寄付を募り、自らもそれに貢献した。おかげでイングランドは、近隣諸国よりはましな冬を乗り切ることができた。”
思い出すのはアーシュラ・K・ル・グウィンのSF短編の一場面。(タイトル忘れた)
異星で2人の地球人が働いている。一人はイギリス系で体格が小さい。他方はアメリカ系で大きい。人類が存続の危機に陥った時代、アメリカでは強い者のみ生き延びたが、イギリスでは乏しい食糧を分け合うことで多数が生き延びた。小さな体はその名残りだと。
ル・グウィンは、チャールズ2世の事績をふまえてたのかな…
タイトル判明。
ル・グウィン『九つのいのち』。
働く二人のとこへ、自己完結したクローンの若者たちがわちゃわちゃ来る話でした。