傑作アニメ『 ドゥーニャとアレッポのお姫様 』
アニメ映画『 #ドゥーニャとアレッポのお姫様 』
平和だったシリア…がいつのまにか戦場になってた。「いつのまにか」さにゾッとする。大人が見ればこそわかる、恐怖と悲しみ。普通に暮らしてるつもりなのにミサイルが降ってくる。急速に貧しくなる街。死んだ小鳥、足の折れたねこ。小さなドゥーニャはいつのまにか難民に。ブダペストではホームレス化する。
一方でシリアの豊かな文化、うまそうな食べ物、美しい音楽…😃
映画自体の絵柄も素敵だ。イスラム以前のエッセンスも散りばめられている。5500才以上の土偶が狂言回しなのは面白い。女神イシュタルの地鳴らしでは、ワイも踊りだしそうに₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾
日本ではなんとなく「砂漠のほう」と括られそうな人々の多様さもさりげなく描かれる。
おばあちゃんの友だちは十字架をつけていて、その娘は赤毛の蓬髪。
おじいちゃんの友だちはトルコ帽?をかぶっている。
難民キャンプではカフィアをつけた人と知り合う。
大変よかったが、NHK見逃し配信期間は終わった。どこかでずっと公開してほしい。
Xで感想つぶやいてる人↓
https://x.com/nejimakikoibumi/status/1726148874245689455?s=20
個人的に胸えぐられたのは、「アレッポの石鹸」。いまも作られているだろうか?
そして荒れた街で地面に座り、売れないピスタチオを売っていた暗い顔をした青年。チュニジアの青年を思い出さざるをえない。(→民主化を成し遂げた唯一の国の深い失望
「焼身自殺した果物売り」は国民の嫌われ者に─「アラブの春」から10年、チュニジアの厳しい現実 https://courrier.jp/news/archives/228834/ )
#ドゥーニャとアレッポのお姫様 に登場した #シリア の食べ物
★チーズ。のばしてねじりパンみたいな形にして液体に浸けてた。 http://doodle.seesaa.net/article/16050336.html
★薔薇のジャム(๑´ڡ`๑)
★茄子のジャム(!?食ってみたい)
★マムーニア(ケーキ?おばあちゃんがドゥーニャにレシピを教える)
★「バラカの種」。作中で魔法を発現させることから架空の食材かと思ったが、「ハッバトゥルバラケ」のことかな? http://aquii.blog135.fc2.com/blog-entry-71.html
あとオリーブ漬けとかもあったような。国から逃げるときおばあちゃんが必死でスーツケースに詰めたもの、大半が自作の食べ物だった😢
間違えた!トルコ帽みたいなのかぶってるのは、おじいちゃん自身やん!
魔法の光のスカートはいて旋回する場面はスーフィーみたい。
おじいちゃんの友だちは、茶髪に口ヒゲのスパイス商人と妻子やん。
なんとっ続編があるのか。観たい!
→【注目】第49回日本賞グランプリ『 #ドゥーニャとアレッポのお姫様 』が2023年11月18日(日)にEテレ放送!|ネジムラ89 / アニメ映画ライター
原作のグラフィックノベル、『ドゥーニャと魔法の種』という題で英語版が売られてるじょ ヾ(*´∀`*)ノ
Amazonを肥やすのはヤだけど、読みたいな…
『Dounia and the Magic Seeds』 (Marya Zarif 他1名)
#ドゥーニャとアレッポのお姫様
#ドゥーニャとアレッポのお姫様
Marya Zarifによるグラフィックノベル▶️カナダ発フランス語アニメシリーズ▶️アニメ映画、という流れなのかな
→‘Dounia And The Princess Of Aleppo’: Annecy Review
https://www.screendaily.com/reviews/dounia-and-the-princess-of-aleppo-annecy-review/5171763.article
→ «Dounia et la princesse d'Alep»: superbe conte sur la guerre et l’exil
https://www.journaldemontreal.com/2023/04/27/dounia-et-la-princesse-dalep-superbe-conte-sur-la-guerre-et-lexil