気候が穏やかそうなので花見に出かける。駅前の車道で車に轢かれたらしきハトの死骸を見る。カラスが車を避けつつハトを食べていた。朝から悲しくなったが人間に食われてる養鶏はそのハトより悲惨な生涯を送ったうえで殺されている。そう思えば死の直前まで自由に行動できていたであろうハトのほうがましかもしれない。街中のハトは死んだらどうなるのだろうと思っていたがこんな形で答えを得るとはな。
巣鴨駅の商店街で餅などを買い、駅近くのでかい霊園で花見をする。桜並木は満開だし人がいないし最高。華美な墓を見て資本主義仏教の虚しさを感じる。はるばる来たので何か名所を見たいと思い芥川龍之介の墓を見て霊園をあとにした。墓には『ボードレール全詩集1悪の華』が備えられていた。
霊園近くのカフェでお茶をする。パナマの豆とケニアの豆で淹れたドリップコーヒーが激ウマ。マグに鼻を近づけると華やかな酸味の香りがする。味はフレッシュでフルーティー、口に含んだらドラム式洗濯機のように転がしたくなる。もはやジュース。
かえるの母校跡地などを巡る。そこかしこに満開の桜があり、就学前の写真撮影を行っている親子の姿がある。
昼
ゲーテの小径を通って飛鳥山公園まで歩く。公園で昼の花見などを目論んでいたが死体に湧いたウジかってくらい人が密集していて断念した。カフェもトイレも列ができており、密集して花見をしている人々は競うようにでかい声を出して話している。目にも耳にもよろしくない環境。春の地獄絵図。
飛鳥山公園を抜けて駅を渡り、親水公園まで行くと桜と川を楽しめる景観があった。人も少なくて静かだ。移動してよかった。かえると石段に腰をおろしてお茶とおやつを楽しむ。
地図アプリで見た名手の滝公園や北区立中央図書館に行ってみたかったので寄り道しつつ赤羽駅を目指す。図書館のカフェが閉業してて残念だった。
正午には汗ばむほどに気温が上がったので南国料理が食べたくなった。赤羽駅でタイ料理を食べてから交通機関を利用して帰路につく。赤羽駅までの歩数は16,000歩を超えていた!健康になりたい。