今回の旅で青森県には東通原発のほかに大間原発の建設も予定されてることを知った。大きい風車もたくさん目にしたけど最近も色々あった業界とはいえ原発の代わりの風力発電というわけではないのか。大場原発には函館市が強力に反対しているけど経済を考えると大間の人は…というお話。私は大間側でこの話を聞いた。こういう話は場所を変えて繰り返されていると思うけどどう考えればいいのかいつになってもわからない。コロナ禍で開業の臨床心理士が集まる研修会にでたときこの状況にどう対応するかという話になった。オンラインの状況にすぐになじめる人ばかりではなかった。したいしたくない、べきだべきではないという以前の話として。私は迷いなくできることだけはやったがそこでもその後も迷っていることは迷い続けた。そして時間がたってポストコロナといわれるフェーズにはいった。原発の建設も経済も生死に関わることだけどどの世代をどう見据えて何を学んでいけばいいのだろう。

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コロナ禍を振り返るイベントでも世代によって体験が異なり、それゆえに異なる考えが提示された。原爆使用の正当性に関する世論調査も世代によって答えの比率は異なる。起こしてみなければわからないことばかりかもしれないが起こしたら取り返しのつかないことも多くある。分断は必ず生じる。ケアの見込みなど見込めない。リスクなら見込める。でもそのリスクだって生死のレベルで議論したとしても人それぞれとなるかもしれないしそれで死ぬならこっちで死ぬほうがいいという議論だってありうる。なにかを変えることは本当はどれだけ必要なことなのか。変化に関わる仕事をしていれば変化そのものをどう定義づけるかも考えざるを得ない。難しい。

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