天国でまた会おうを読んで映画も観たから記録。
本と映画は別物だった。
小説、本当素晴らしいんだけど顔面の損壊や復員してからの困窮、戦没者墓地にまつわる汚職、全て暗く辛いから人に迂闊に勧められるかんじでもない。主人公が極度にびびりで大丈夫?と思ってる間にすいすいことが進むので、気がついたら大変な事態が進行していて厚い本が読み終わっている。エドゥアールの顔の描写はとても痛々しく、こういう要素が昔読んだその女アレックスでもやだったんだよなとは思い出した。あとハンサムで強欲な酷い男は昔の同僚をイメージして読んでいた。
ちょうどパリの先生とオンラインクラスをしてたので話したら、あれは3部作で映画はまあまあだけど本の方がいい、2作目の映画の評判が高いと聞かされる。まだ2作目は日本では観れないようだ。
映画は原作者も関わっているけど、要素を残した別の作品だった。明るくしないと商売にならないのだろうか。ペルジャンレッスンの人が主役と聞いて、お、アルベールのビクビクした様子がうまそうだねと思ったらエドゥアールだった。いやそれもいいけれど。原作で好きだった色んな細かい描写、彼女が一瞬で意見を翻すところなどは見たかったね。